介護予防セラピスト中西です。
高齢者に多い、爪のトラブル「肥厚爪」について続けて記事にしました。
肥厚爪の原因は?
どうして爪が厚くなる?
高齢者の厚くなった爪、どうやって切る?
肥厚爪と並び、多い爪トラブルは「巻き爪」
巻き爪は、高齢者に限らずお悩みの方も多いのではないでしょうか?
Y様はとても巻きが強く、スタッフでは切るのが難しいとケアに入りました。
爪の食い込みによる痛みはありませんが、よく見ると指の色が青くなっています。
爪の食い込みにより圧迫で、血行が悪くなり指先が青くなっていました。
爪の色が悪いのも、この為だと思われます。
これだけ巻き込みが強ければ、血流の妨げになってもおかしくありません。
Y様は自立歩行はしていません。
認知もあり、車椅子での生活です。
歩かないことがさらに、巻きを強くしています。
この程度の巻き爪ですと、爪切りには時間がかからないで、後の時間は膝下のトリートメントを行いました。
膝も90度からほとんど伸びません。
これも血行不良の原因です。
膝が伸びないからと一生懸命、膝にアプローチをしても伸びません。
ゆっくりと股関節を外旋→内旋と動かします。
座ったまま、ゆっくりと無理のない範囲で動かすと少しづつ股関節に動きが良くなってきます。
そして太ももの裏側から、膝裏、ふくらはぎと少しづつ緩めます。
ケア前よりは、膝が伸びるようになりました。
指先の色も青みが引いてきました。
ご本人が積極的にケアに参加して下さると、もっと違う結果が出たかもしれません。
しかし・・・眠い時間だったようです。
お声かけしても返事なし・・・
残念。
ストレッチや機能改善トリートメントは、できる限りご本人に感覚を確かめながら行っています。
おしゃべりをしながら、合間に質問を投げかけます。
伸びてる感じしますか?
ここ張っている自覚ありますか?
足が冷えてますね。
足の冷え、最初に比べてどうですか?
少しでもご自分の身体に意識を向ける時間になったら・・・そう思っています。
セラピスト対象!
「足・足関節ストレッチ②」
足のトラブル予防・改善のためのストレッチセミナー!
メカノレセプターを正しく作動させる為には?
残席2名!