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外反母趾用、シリコンパッドの注意点

先日の訪問フットケアでのこと。

外反母趾が強く、親指と第2趾が重なりあってしまっているMさん男性。

※写真はMさんではありません。

指が重なってしまうと高さが出てしまうので、靴にあたり指が痛みます。
指が重ならないように、親指と第2趾の間にシリコン製のパッドを入れていました。
パッドを入れることによって、指を広げて重ならないようにする対処法です。

Mさんよく見ると、パッドが当たっている部分が傷になっていました。
スタッフに確認してもらい、使用を中止してもらうようにお願いをしました。

その他、靴も先が細く爪先が窮屈な形のものだったので、見直しをお願いしました。
Mさんは車椅子で、自立歩行はしていません。
この状況を踏まえて、まず5本指ソックスを履いてもらい、できるだけ指と指が直接、重ならないようにしてもらうこと。
靴も先がマジックテープで調整できるタイプのものはどうかと提案しました。


※参考(あゆみシューズ オープンマジック)

まずは、指が重なってしまうために靴が当たり痛みが出るの排除するために靴を見直してもらいます。
そして指が重なり合うために、衛生面が悪くなることを5本指ソックスで予防です。

シリコンパッドも使い方によっては、有効ではあるのだと思います。
しかし、高齢者のデリケートな皮膚に使用する時は慎重な観察が必要です。
圧迫から傷になってしまう場合もある、と言うことがMさんのことから分かりました。

またシリコン素材は蒸れやすくもあります。
衛生面にも注意が必要です。

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