神奈川県・介護施設へのフットケア導入はお気軽にご相談ください

高齢者によくある座り方、仙骨座りの反対は○○座り

高齢者訪問フットケア 
介護予防セラピスト中西です。

仙骨座りって?

高齢者施設でよく見かける座り方・・・

OL座り方

椅子に浅く腰掛け背中は丸まり、今にも椅子から落ちてしまいそうな方も見かけます。
この座り方「仙骨座り」と言うそうです。

SA111067

仙骨って?

仙骨とは骨盤をつくっている骨のひとつです。
骨盤の中心にあり、背骨と腰骨をつないでいる大切な骨でもあります。

仙骨座りと言うのは、上の絵の通り仙骨が椅子の座面に接地している座り方と言う意味です。
つまりズッコケ座り。
高齢者に限らず、程度の差はあれ前の座席を見れば仙骨座りに近い方、よく見かけます。

では身体の土台とも言える、骨盤はこの時どんな状態になっているのでしょうか?

ハム骨盤後傾ー

骨盤が後ろに傾いているので、座った時に座面に接地する部分が通常よりも後ろにある仙骨になってしまうのです。
では、仙骨で座るのでなければどこで座ればいいのでしょうか?

正しい座り方

上の骨盤の絵にもありますように「坐骨・ざこつ」と言う骨があります。
その字の通り、座る骨と書きます。
そうです。坐骨で座るのが一番、身体がラクな座り方なのです。

骨盤の絵を見て平らな所に立たせようと思った時、仙骨を接地面にして立たせるのは難しいです。
坐骨で立たせるほうが、簡単です。

ですが、筋肉や靭帯がある人間は骨盤が通常の位置になくても何とかして座ります。
それが「仙骨座り」です。
何とか座った「仙骨座り」かなり身体に負担や無理があります。

背中が丸まり胸が縮んでしまっているので、呼吸が浅くなります。
飲み込みも悪くなることが考えられます。
逆に顎に異常に力が入り、緊張する場合もあります。

椅子の背もたれにクッションなどを入れて工夫している所も多くあります。
きちんと座って頂くことは、正しい姿勢の保持。
身体にも負担がなくご本人もラクなはずです。

私の施術の中で行っている、足首ストレッチ。
じっくり、ゆっくりと足首の動きを作っていくと、仙骨座りだったかたがオシリをもぞもぞと動かし、ご自分で座り直される方もいらっしゃいます。
DSC_0627
これはトリートメントによって骨盤の位置が、前に戻ってきて仙骨座りでは収まりが悪くなってきたからでしょう。
やはり坐骨で座る方が、身体はラクだということなのです。

デスクワーク女子の座り方
最後になりましたが、「仙骨座り」の反対は「坐骨座り」になります。

2013年8月10日 投稿記事
2016年6月28日 修正

記事をシェアする

Topics

あなたにオススメの記事

台風と足のむくみの関係

足のむくみ対策〜セルフストレッチ

高齢者訪問フットケア 介護予防セラピスト中西です。 過去記事で浮腫み関連の記事が毎日、閲覧の上位に上がっています。 高齢者の足の浮腫みは季節を問わず、お悩みの方が多いです。 そんな方々と毎日、接している介護従事者の方が「

つづきを読む »
高齢者足の浮腫み

高齢者の足の浮腫みの原因

介護予防セラピスト 訪問フットケア中西です。 毎日、たくさんの方に訪問して頂けるBlogに成長しました! ありがとうございます。 実はトータル訪問回数のナンバー1の記事はコチラです。 「高齢者の浮腫み改善方法!」 毎日、

つづきを読む »
巻爪の痛み 湘南あしケア訪問サービス

高齢者フットケアの効果って?①

高齢者訪問フットケア 介護予防セラピスト中西です。 高齢者施設に訪問し、フッとケアサービスを提供しています。 基本は月に1度の定期ケアになります。 私たちフットケアスタッフは医療従事者ではありません。 もちろん、医療行為

つづきを読む »

Information

サービス・料金

湘南あしケア訪問サービスのサービス・料金
各種プランの比較はこちらから

会社概要

湘南あしケア訪問サービス 会社概要
詳細はこちら

お問い合わせ

高齢者フットケア導入相談窓口
資料請求はこちら

上部へスクロール