介護予防セラピスト中西です。
現在、施設訪問ケアが中心でフットケアを行っています。
在宅介護の方のフットケアはデイサービスでの提供のみになります。
在宅介護のご家族ができるフットケアには、どんなものがあるでしょうか?
お勧めしたいのが、「足浴」です。
ふくらはぎのポンプ機能が低下している高齢者では、冷えや浮腫のお悩みが多くあります。
足の先が温まると、身体全体がポカポカしてきます。
血行は免疫のアップにも繋がります。
こちらの記事も参照下さい。
足浴の可能性
そして何よりも足浴で大切なことは、「観察」です。
定期的に足を観察することで、トラブルの早期発見に繋がります。
若い頃と違い、少しの痛みでも歩くのが困難になりがちなのが高齢者。
歩かなければ益々、血液の循環は悪くなり冷えや浮腫が強くなってしまいます。
足浴をする時には、しっかりと足を観察してください。
指と指の間も、広げて見て下さい。
体調が落ち込むと、水虫が悪化する場合があります。
そして足浴の後は「保湿」をお願いします。
クリームやオイルで、乾燥しているかかとや脚のスネ部分にしっかりと保湿をしてください。
寒い冬場は、乾燥で膝下のスネの部分に痒みが出て引っかき傷ができている方が多かったです。
糖尿病などの持病がある方は、こんな些細な傷が大事になる場合もあります。
しっかりと保湿をして、小さな傷の予防をしてください。
そして保湿をしながら、軽い圧でマッサージをすれば一石二鳥!
さらに血行が良くなり、ご家族でのスキンシップも図れます。
ご家族が行うフットケアでポイントになることは、
「観察」「保湿」「愛」 の3点です。
爪の変形が強く、どうしてもご家族では切れないと言う場合は、皮膚科の受診やフットケアサロンでのケアをお勧めします。
どうぞ、しっかりと足の観察をしてみてください。
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