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高齢者フットケアでの効果的な足浴方法

訪問フットケア
介護予防セラピスト中西です。

本日はグループホームでのフットケアでした。
コチラの施設では水虫のお薬が処方されるのと同時に、足浴の指示書が医師から出ます。
蜂窩織炎の方がこの夏お二人出ましたが、症状が落ち着いた後に同じように足浴の指示が医師から出ました。
入浴日でない日も足浴があるので毎日、足を洗い温めることになります。

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お食事の支度もあるグループホーム。
スタッフはかなり大変だったと思います。
私も訪問時は足浴担当になり、お手伝いをしました。

夏が終わり秋になりましたが、皆様の足の改善には目を見張るものがあります。

足浴継続の改善例

1.皮膚状態が改善した方
しっかり洗い、乾かすことによって白いふやけや赤みがあったのがすっかりキレイに戻りました。

2.爪の色が改善した方
白っぽく濁ったような色だったり、黒っぽくなっていた爪でしたが下からキレイな色の爪が伸びてきました。

3.歩行状態の改善
足浴時の足を洗うことがマッサージ効果になり、しっかりと足趾を使って歩くことができるようになった。
また毎日、足を温めることで血行が促進してしっかりとふくらはぎが動くようになり、姿勢保持ができるようになった。

4.肥厚爪が改善した方
足浴してしっかり洗うことによって、爪周りの角質が落ち下からキレイな爪が伸びてくるのとともに上にかぶさった古い爪が自然と剥がれた。
足浴によって、歩行が安定したので下からの圧がしっかりと加わりメカノレセプターが正しく作動し、自然と爪が本来の厚みに戻っていったとも考えられる?

5.外反母趾が改善した方
足浴時にしっかり足趾の間も広げて洗うので、それがストレッチになり少しではあるが外反母趾が改善していった。
またこちらも歩行が安定することによって、足裏のアーチが少しではあるが戻ったとも考えられる?

6.浮腫が緩和した方
毎日、足を温めたのと同時に足を洗うことでマッサージ効果になり、浮腫が改善した。
これは大きく期待できる効果のひとつであり、目的でもあります。

でも、これを読んで「でも・・・やってるけどあんまり効果ないんですけど・・・」
と、思った方もいらっしゃるかもしれません。
それは足浴の仕方に問題があるのかも!?

効果的な足浴方法

上の得られた効果をもう一度、読んでください。
ポイントは「足をしっかり洗うこと」なんです!
お湯に足をつかってもらうのは足浴ではありません!
それは「足湯」です。
同じようで全く違います。

足浴はしっかり、きちんと洗うことが目的なのです。
DSC_1283
石鹸を十分に泡立てます。
足趾を広げて、間もしっかりと洗います。

DSC_1284
できる限り上まで洗います。
ふくらはぎまで洗って刺激できると良いのですが、足首はしっかりと洗ってください。
足首にはアキレス腱があります。
アキレス腱を刺激することは、歩行が安定し繋がるふくらはぎの筋肉にも影響が出ます。
ふくらはぎは第2の心臓。ポンプの役割です。
しっかりと動き出せば、浮腫の改善になりますね。

リンパマッサージ
こんな感じで足の骨のキワに沿って洗うと、マッサージ効果が増します。
足裏は土踏まずをしっかりと、刺激してアーチを復活のイメージです。

どうでしょうか?
ここまでしっかりと足浴されているでしょうか?
今一度、手順や方法を見直して見て下さい。

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