訪問フットケア 介護予防セラピスト中西です。
本日9名のフットケアを終了しました。
体調をう伺うと、2名ほどが便秘がお悩み。
お一人は便意があるものの、トイレに行くと出ない。
スッキリしないので本日の外出予定もキャンセル。
もうお一人は昨日、3日ぶりのお通じがありほっとしたそうです。
高齢者の便秘の原因はいくつかあります。
・運動量が少ない
・姿勢が悪い
・排出するための筋力の低下
などが考えれます。
しかし・・・よくよく伺うとこの他にも原因があるのではないかと思いました。
介護施設では健康管理も施設の仕事です。
お通じも記録されています。
お二人ともご自宅にいた時には便秘などは無かったそうです。
しかし、「今日はでましたか?」「もう3日も出てませんね」「今日は出るといいですね」
なんて日に何度も言われたら、なんだかで無いといけないことをしている気になってしまいます。
トイレに行くたびに結果報告。
うんざりです。
そして晴れて出た時には「おめでとうございます」だそうです。
胃腸の働きは自律神経の働きに左右されます。
内蔵は副交感神経が優位の時に、よく働きます。
身体も頭もリラックスしている時は副交感神経が優位です。
実は私もお休みの日に、ゆっくりコーヒーを飲んでいるととっても快腸!
リラックスして副交感神経が優位な証拠です。
フットトリートメントを行っていると、便意を催す方がいらっしゃいます。
それは私を信頼して下さり、身を任せ頭も身体もリラックスしているからではないでしょうか?
足首ストレッチによって、姿勢の矯正の影響もあるかとは思いますが、お気持ちの方が大きいかと思います。
高齢者施設でのお通じの管理。
浣腸やお薬などの前に、フットトリートメントでリラックスも効果があるかもしれません。
そしてお通じの確認も、あまりご本人の負担にならないようにするのも必要かもしれません。