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移動だけじゃない足の役割〜もっと足を大切にしたくなる


高齢者フットケアに携わり、早10年になりました!
10年前と比べると、足の大切さやフットケアの重要性について多くの方が発信をしています。
テレビでも足や靴について、取り上げられることが増えたことからも、やーっと「足」の重要性が広まりつつあるな、と実感をしています。

そこで、私は10年の経験を踏まえて多くの方とは違う目線で、改めて「フットケア」「足」の重要性について発信をしていこうと思います。

足は第2の心臓っていうけど、なんで?

「足は第2の心臓」だからとても大切です。
と、言われています。
では第2の心臓と言われているのは何ででしょうか?
そもそも、足のどこを指しているのでしょう?

下の図をご確認下さい。

実は「第2の心臓」はふくらはぎの筋肉を指します。
なぜでしょうか?

それは血液は心臓から始まり、体中を巡り再び心臓に戻ります。
もちろん足先にまで常に流れていいるのです。

しかし心臓から1番遠い足先の血液が、心臓に戻るのはとても大変です。
その時に活躍するのが、「ふくらはぎ」の筋肉なのです。

ふくらはぎの筋肉が収縮することによって、ポンプの役割をします。
ポンプによって、下から上に血液を送るのです。

ですから「第2の心臓」と呼ばれているのは「ふくらはぎ」なのです。

第2の心臓を動かす仕組み

第2の心臓はふくらはぎの筋肉ですが、収縮しないことにはポンプの機能は発揮できません。
ポンプが動かなければ、血液は停滞してしまいます。
冷えやむくみなどの原因は、ポンプ機能がうまく働いていないことにもあります。

では、ポンプ機能を動かすにはどうしたら良いでしょう?
実は、やはり「足」が大切なのです。
足首をしっかり使って、歩くことで繋がるアキレス腱が伸縮します。

上のイラストを再度、ご確認下さい。
アキレス腱とふくらはぎの筋肉は繋がっています。
アキレス腱が伸縮することで、繋がるふくらはぎの筋肉に動きが出てポンプ機能が働き出すのです。

アキレス腱の伸縮を大きくするためには、足首からしっかりと地面を踏み込むことが大切です。
しっかりと踏み込むためには、足首の柔軟性が大切です。

歩くのは健康に良いと言われ、ウォーキングを頑張っている方も多いでしょう。
でも・・・冷えもむくみも改善しない・・・と言う方。
もしかすると、歩き方が悪いことが考えられます。

足首を使って歩くって?

しっかり地面を踏み込むには足首の柔軟性が必要でが、足首を使うぞ!と、思って歩いてもうまくいきません。

歩く前の準備が必要です。

1番目に、靴の履き方の見直しましょう。
もちろん、サンダルやハイヒールでウォーキングはありえません。
足に合った靴を、正しく履く必要があります。

靴は小さいと不快ですが、大きすぎても歩くと身体に負担が出ます。
またスニーカーを選んでも、靴紐がユルユルでは意味がありません。

かかとで合わせて靴紐をしっかりと結びましょう。
これだけでも、歩きやすさに大きな変化が出るはずです。
面倒でもココは大切なポイントです。
しっかり押さえて下さい。

「足首を使って歩く」
きちんと歩けるための準備、まだまだありますがご紹介は次に続きます。
まずは靴の履き方の見直しを!!

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