先日、訪問フットケアが終わり、施設の担当者に報告や、お客様の近況の様子などを話していました時です。
ご自身のお悩みについて、質問をもらいました。
「実は、私も巻き爪なんだけど、どうしたら良いかしら?」
詳しく伺うと、
夜も痛くて起きてしまうことがある。
ドラッグストアで購入したプレートを爪に貼っているけれど効果をあまり感じられない。
ワイヤーなどの補正方法を試してみたいと思うけれど、どこに行ったら良いのかわからない。
巻き爪は年齢に関係なく、多い足のトラブルです。
痛むので、重度の巻き爪だと勘違い
ですが、普通は他人の足爪をまじまじと観ることは少ないので、ご自身の足の爪がどんな状態なのか客観的に分からない方も多いです。
お話だけではどの程度の巻き爪なのか不明だったので、その場で見せてもらいました。
見せてもらうと、お話を聞いて想像していたのと違って、痛みの原因はすぐにわかりました。
確かに爪の湾曲があり、丸まっている部分が皮膚に当たり痛みが出ていました。
ですが、強い巻き爪ではありません。
正しい足爪カットができていなかっただけでした。
その場でくい込み部位を、少しだけカットして、ヤスリをかけたところ痛みは消えました。
正しく足爪をカットすれば痛みもなく、巻き爪悪化の予防になります。
巻き爪は切ってはいけないの思い込み
くい込みの部位のカット、やすり掛けが足りなかったことが痛みの原因にありましたが、それ以上に間違っていたことがありました。
それは・・・
巻き爪は切ってはいけない
もちろん深爪は絶対にダメです。巻き爪の原因にもなります。
ですが、伸ばし過ぎもまた痛みの原因になり危険です。
こちらの記事を読んでください。
角の切り方は難しいので、ご自身でカットする場合はくれぐれも慎重に行ってください。
適正な長さは、指と同じくらいです。
爪の正面から触ってみて、指の先と爪の先が同じくらいの長さに切りましょう。
不安がある場合はフットケアサロンや、巻き爪専門のサロンなどでケアをしてもらうと安心です。
重度の巻き爪は定期定期なケアが必要
ご自分ではとてもカットできないような重度の巻き爪の方は、専門家のケアを受けることをおすすめします。
フットケアサロンでも、足爪の周囲に炎症や腫れなどの以上がなければケアをしてもらえます。
ワイヤー、プレートなどの巻き爪の補正方法も増えています。
いつまでも苦労なく、元気に歩くためにも足爪は大切にケアをしましょう。