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どうして爪が厚くなるの?

介護予防セラピスト中西です。

前回の記事で説明しましたが、末節骨(指の先端の骨)が厚みが出てくるために爪も厚くなると言う例がありました。
ですが末節骨が厚くなるのにも訳があります。
高齢者に肥厚爪の原因は?

親指が反ってしまっているのは、多くの爪トラブルがある方の共通点です。

足の親指が、この絵のように反ってしまうと末節骨にも角度がつきます。
爪は角度がつかずに伸びてくるので、伸びてくる時に末節骨に爪の成長が妨げられます。
それでも爪母(爪が成長する元)で細胞分裂が繰り返されるます。

その結果、壁(末節骨)にぶつかり、真っ直ぐに伸びることができなくなってしまった爪はカーブをして横や逆向きに方向転換する場合があります。
これが爪変形です。

横向きに伸びている爪を見たことがあるでしょうか?


これも原因は同様だと思います。
末節骨の変形によって、爪の形も変形してしまったのでしょう。

では・・・どうして末節骨は厚くなったり、変形してしまうのでしょう?
まずは親指が反ってしまう原因について考えてみましょう。

実は親指に繋がっている筋肉は長く、スネ部分にまで伸びています。
そして足首で他の指に繋がっている筋肉がバンドのように束ねられています。

ゴムのように弾力にある靭帯が、足首のバンドでキッチリと束ねられてしまうと伸びしろが少なくなります。
足首でバツンと遊びなく束ねられてしまうと、親指までの距離が短くなり親指を支えきれずに反ってきてしまうのではないでしょうか?
その結果、親指がしっかりと地に着くことができずに、メカノレセプターは誤作動を起こします。
そして巻き爪や、肥厚爪のようなトラブルに発展するのではないでしょうか?

つまり前記事で説明したように、足首の柔軟性が重要になってきます。
固く固定されてしまった足首よりも、ゆったりと遊びをもたせてもらった方が、親指を支える靭帯もゆとりがあり親指の可動域も広がります。

足首が極端に内側に入っていしまっている方。
爪トラブルや足変形ありませんか?

もっと追求すればどうして足首の可動域が狭いのだろう???
と、いう事にもなります。

これは間違いなく、長年の身体の使い方に問題があるでしょう。
使い方は人それぞれではありますが、その改善の取っ掛りに足首の柔軟性を取り戻す
足首ストレッチは有効だと思います。

まずは足首の可動域を広げてみることを、お勧めします。

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