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高齢者の爪切り~拒否の時はどうする?

介護予防セラピスト中西です。

多くの方が喜んで待っていて下さるフットケアですが、残念ながら全員が喜んでケアを受けて下さっている訳ではありません。
特に拒否が多いのは

1.認知症

認知症がある全ての人が拒否するわけではありません。

身体に触られることが苦手な人。
何をされるのか理解できない人。

の拒否が多いです。
身体に触られるのが、激しく苦手で大騒ぎになってしまう方も中には希にいらっしゃいます。
それでも必ず理由があります。

目が見えないために慣れない人に触れられるのが不安な方がいらっしゃいました。
少しづつ、少しづつ慣れてもらいやっと動かずに爪切りさせてもらうまでに1年かかりました・・・

何をされるのか分からず不安な方は、いきなり爪切りから始めずに服の上からマッサージのようにさすりながらおしゃべり始めます。
少しづつ打ち解けてもらえたら、靴下を脱いでもらうお願いをしてから爪切りになります。

おしゃべりしながらの、スキンシップは有効です。
手を握るのでも、肩をさするのでもその方の様子を見て行います。

2.爪切りは自分でできると言い張る方。

認知が入っている方もいれば、入ってない方もいます。
爪切りぐらい自分でやるから大丈夫!と言い張る時は、
「足の様子だけでも確認させて下さい」
とお願いします。
靴下を脱いでもらえたら、

「切り残しだけ整えますね!」
「伸びてる爪だけ切りますね。」

と言いながら、切ってしまいます。
または「爪切りなければ足のマッサージしますね♪」と言って始めます。

すんなり受け入れてもらえないこともあります。
施設スタッフでしたら、今日がダメなら翌日にまたトライしてみてください。

認知症の方は、今がNGでも5分後はOKの時もあります。
無理せずに、その方がその気になった時を見計らってケアできるといいですね。

まずは「観察」その方の様子や状態をよく観察して、ケアを始めてください。
くれぐれも注意する点は

無理しない! ことです。

無理して始めても良い結果は出ません。
また切りにくい変形爪を無理に切ろうとするのも危険です。

くれぐれも 無理は禁物 です。

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